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2024年6月18日
港区青山・上野の結婚相談所「サンマリー東京」代表カウンセラー蜂巣直子です。
今回は、FIRE(経済的自立と早期退職)を目指す30代と40代の男性の婚活についてお話しします。FIREに興味のある方の少しでも参考になれば幸いです。
...と、その前にFIREまだはあまり広く知られていないため、下にFIREについて説明しておきますね。
※FIREとは
「Financial Independence, Retire Early」の略で、「経済的自立と早期退職」を意味します。
これは、仕事からの収入に頼らずに生活できるだけの資産を早期に築き、経済的に自立することで、早めに退職して自由な生活を楽しむことを目指すライフスタイルや運動のことです。
ある日、私のもとに相談に来たのは、日本在住のシンガポール人男性、ダニエルさん(仮名)。
彼は大学時代に来日し、その後上場企業で新卒から務め、現在は都内の会社で正社員として働いています。
日本語が非常に流暢で、知的な話術センスと相手への思いやりに満ちた素直な性格が魅力の男性です。
彼との面談で、初めて「FIRE」という言葉を聞きました。彼は40代前半までにFIREを達成し、将来の居住地については日本にこだわらず、パートナーと相談しながら決めたいとのこと。彼の思いを理解した私は、彼のプロフィールシートにFIREの情報をしっかりと記入しました。
結婚相談所での出会いを求め、ダニエルさんは積極的にお見合いを申し込みました。しかしFIREについて同調してくれる女性が現れず、はじめのうちは良い出会いがありませんでした。
ところが2ヶ月が経った頃、年下の女性から彼に申し込みがありました。彼女は在宅勤務で、どこでも働けるという方でした。
お見合いが終わり、お互いにOKをして交際成立へと進みました。
ファーストデート後の報告では、ダニエルさんは「気遣いのある優しい女性」と評価し、真剣交際も視野に入れているとのことでした。彼女の相談所からも同様の好感触の報告がありました。
今週末はいよいよ2回目のデート。
普通であればこの段階から将来の話をし始めるのですが、彼のコミュニケーション能力の高さのおかげですでに真剣交際入口のレベルまで進んでいるように感じます。
これからは彼女のペースを尊重していきながら交際を進められるよう、丁寧にサポートを継続してゆきたいと思っています。
もう一人ご紹介したいのは、山梨出身で東京在住の46歳男性、タカシさん(仮名)です。
彼は高年収で多忙な仕事をこなしながらも人当たりが良く、婚活では新しい女性との出会いに困る事はありませんでした。
しかし、彼には田舎に帰りたいという想いがある一方で、女性は都心に住み続けたいという方が多く、なかなか折り合いがつくことはありませんでした。
そんな彼が突然「婚活を諦めようかと思います」と私に連絡をしてきました。
驚いて理由を聞いてみると、「FIREして余生は田舎で楽しく暮らそうと思いまして」とのことだったのです。
彼は婚活に不利になることはプロフィールに書くべきではない、と考えていたらしく、そもそも田舎に帰りたいという事を書く事は避けており、さらにFIREという目標をカウンセラーである私にもずっと言えなかった、という事でした。
そこで私は、シンガポール人のダニエルさんの話を伝えました。するとタカシさんは驚き、「FIREを掲げながらも婚活はできているんですね!」と感心していました。
そして、「僕も田舎に住みたいことやFIREについて正直に書いてみようかな。もし山梨へ移っても、サンマリー東京で活動できますか?」と尋ねてきました。私は「もちろんです!」と答えました。
タカシさんとのやり取りを通して、私は彼のプロフィール作成の段階で本音を語ってくれていたら、これまでの婚活はもっと違った内容になっていたかもしれないな、と感じました。
しかし、今は彼の気持ちを十分に理解しています。
これからは彼のプロフィールには堂々とFIREを掲げ、彼の考えに賛同する女性を引き寄せたいと思います。
今度こそ、彼を成婚まで導くことができると信じています!
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婚活では、自分の譲れない部分は不利になるからという理由で隠すよりも、最初からオープンにしておく方が、理解し合えるパートナーに出会いやすいものです。
ダニエルさんのように「FIREを目指す」という少数派の考え方を掲げて婚活することは、むしろ理想のパートナーを見つけるための近道になるのではないでしょうか。
少数派だからこそ、その考えが響く相手がきっといるはずです。
私と一緒に、あなたの理想を満たした本当のパートナーを探してみませんか?