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お見合いの会話が苦手ならこの方法「現在・過去・未来」の質問
婚活カウンセラーが、つれづれなるままに日々思っている事を書き記したブログです。
2022年10月6日
みなさん、こんにちは！
IBJ加盟店 港区青山・上野の結婚相談所「サンマリー東京」代表カウンセラーの蜂巣直子です。
「お見合いで、会話がうまく出来ません」
そんなお悩みを打ち明ける会員様はたまにおります。
お見合いの時間はだいたい1時間。
その短時間で会話がスムーズに回らないと、お相手からは
「なんか話がかみ合わないなぁ」
と、交際お断りが来てしまう可能性も高くなります。
しかし、そんなコミュニケーションを苦手としている会員様も、実は中身を知ると思いやりがあって気持ちの優しい方だったり、頭の中では沢山の興味事や考えを持っていて、こちらからお話を引き出すととても面白く饒舌だったりと、魅力的な方が多いのも事実です。
何とか会員様の魅力をお相手にも知ってもらいたい。
そのため、まずはこのお見合いを突破して交際へ進むこと、それこそが彼らの本当の魅力を知ってもらい、最終的にご成婚までつなげる解決策だと考えています。
さて、お見合いだけでなく全てのコミュニケーションを取る上で大切なこと。
それは、「人に対し興味を持つ事」だと思います。
興味を持てば、自然と「その人をもっと知りたい」と、ピンポイントではなく多面的な質問へと変わります。
多面的な質問こそ「質問力」です。
そしてこの「質問力」を磨けば、コミュニケーション力も格段にアップする、という事になります。
お見合いならば、お相手の嗜好や考え方、幼少の出来事やこれから思い描く目標や夢など、対象である人やそれを取り囲む環境を知りたいと興味を持って会話を進める、という事になります。
そして、自分が相手の人間性を知る事と同時に、お相手にも自分の人間性を知ってもらえたら、このお見合いは大成功です。
前置きが長くなりましたが、多面的に相手を知ることが出来る質問の方法をお伝えしたいと思います。
それはズバリ、「現在」「過去」「未来」の質問です。
例えば、お相手のプロフィールの中にある趣味に「温泉」があったとしましょう。それを現在・過去・未来に当てはめてどうやって質問すれば良いのか？
下の質問一例をご覧ください。
【質問の一例】
- 「現在」今までで一番良かったなと思う温泉はどこですか？
- 「過去」いつから温泉に興味を持ったのですか？
- 「未来」これから行きたいと思っている場所はありますか？
考えたら、まだまだたくさんの質問が出てきそうですよね。
ここでは相手を深く知るための質問、そしてまずは話題を広げる質問を心掛けます。
そのためには、相手が質問に答えてくれたらそれに共感、驚きなどを織り交ぜて、しっかりと反応し受け止めることも大事です。
では、この質問を使って会話をしてみましょう。
ここでは、自分は男性、お相手女性の趣味が「温泉」という設定です。
♠「趣味に温泉とありましたが、差し支えなければおすすめの温泉を教えてもらえますか？（現在）」
♥「箱根の〇〇温泉です。露天風呂からの景色がいいんですよ」
♠「へぇ～箱根、いいですね（共感）、どんな素敵な景色だったんですか？箱根なら富士山とか？」
♥「そうそう、朝日に映える富士山の景色が忘れられません。大きくて綺麗でびっくりしました」
♠「それは縁起物でいいですね！僕もあやかりたいなぁ（共感）。ところで温泉って、いつ頃から興味持ちました？（過去）僕は小さい頃は全然興味なかったんですけれど、大人になったら温泉ってお風呂だけではなくて贅沢な時間を過ごす事も好きになりました。」
♥「そういえば、私も子供の頃はあまり興味がなかったかもですね。今思えば浴衣を着たり、お食事や街歩きも、確かに温泉って大人の贅沢ですよね」
♠「ですよね～（共感）、ところで、まだ行っていないけれど行きたい温泉ってあります？（未来）」
♥「そうですね、〇〇かな。地元の方が知る超穴場ですが、ちょっと素敵な旅館もあるみたいで」
♠「へぇ～、穴場の温泉と素敵な旅館いいですね（共感）。旅館は老舗なんですか？…」
いかがでしょうか？
ただ質問するだけではなく、話をしっかりと受け止める事で会話の流れもスムーズに、楽しく会話が進んで行くことが分かると思います。
ちなみに、「現在」「過去」「未来」をしっかりと守る必要はありません。
たとえば上の会話では、女性が会話の中で温泉について「浴衣」「食事」「街歩き」というキーワードを提供してくれています。
そこに着目して、彼女の気持ちに共感しながらそこへ話題をシフトするのも良いのです。
♥「そういえば、私も子供の頃はあまり興味がなかったかもですね。今思えば浴衣を着たり、お食事や街歩きも、確かに大人の贅沢ですよね」
♠浴衣：「いいですね（共感）。僕、カップルで浴衣って憧れです。非日常な雰囲気にもなるし、浴衣着るだけでウキウキ楽しくなりますよね」
♠お食事：「分かります（共感）。温泉の食事ってなんであんなに美味しいのかと、絶対食べすぎちゃいますよね。」
♠街歩き：「そうですね（共感）。温泉街って風情があって僕も好きです。場所によっては浴衣で街歩きできるから、これぞ大人の贅沢だなって思います。」
もちろん、会話には「慣れ」が必要で、はじめからこのようにスムーズに繋がることは難しいかもしれません。
しかし今は頭で考えながらしか会話が出来ない、という苦手な方でも、場数を踏みながら諦めずに続けてゆけば、いずれ自然にお相手を会話が出来るようになると思います。
そしてお互いに楽しく会話が進めば、きっとあなたの魅力を分かってくれる人に出会えるはずです。
この先素敵なお相手に出会った時に楽しくお話しが出来るように、今から質問力を鍛える訓練をしてくださいね。
不器用だけれど魅力的なあなたを、私も諦めずに応援しています。
追記（10月21日）
先の「お見合いでの会話が苦手」とお話しされていた30代男性は、その後私との疑似お見合いも行いました。
そしてその後2週間で４回お見合いを行い、３名の女性と交際成立となりました！パチパチ～～✨
質問などお気軽にお寄せください
