真剣交際直前でケンカ別れ…復縁を望んだ33歳女性の婚活秘話
- sunmarry0909
- 9月5日
- 読了時間: 4分

◆クールに見えて、実はとても繊細な彼女
こんにちは。結婚相談所サンマリー東京の蜂巣直子です。
今日は、私にとっても忘れられない33歳女性会員さんの婚活エピソードをご紹介します。
彼女は一見するとクールビューティーで物静か。
けれど本当はとても情に厚く、好きになった人に一生懸命になりすぎてしまう一面があります。
その「真っ直ぐさ」は魅力でもあるのですが、ときにこの愛情の偏りに自分自身を苦しめてしまうこともありました。
◆真剣交際を視野に入れた大切な出会い
そんな彼女がある男性と出会い、交際がスタートしました。
お互いに気持ちが盛り上がり、先方相談所からも「真剣交際を視野に入れている」との嬉しい報告をいただきました。
私はそのことを彼女に伝え、「自信を持って大丈夫ですよ」と背中を押しました。
ところが彼女からの返事は、
「彼を好きになりすぎて、感情のコントロールが利かなくなっています」
という不安な言葉。
その数日後、男性から突然「交際終了」の連絡が届いたのです。
◆感情的なお別れと後悔
驚いて詳しく先方相談所に確認すると、彼女自身がこんな言葉を口にしたと分かりました。
「どうせ私の方が好きで、あなたはそうでもないみたい。もう辛いから別れたい」
信じられない気持ちで「そんなことを本当に言ったの?」と私が確認すると、彼女は泣きながら答えました。
「つい感情的になってしまって…。でも本当は彼が大好きで、別れたくないんです。謝って許してほしい」
けれども彼の気持ちはすでに固まっており、残念ながらこの交際は終わってしまいました。
その後面談でフォローをしましたが、彼女は深く落ち込み、2か月ほど休会することになりました。
◆再スタートと忘れられない想い
休会を経て、彼女は再び活動を再開しました。すぐにお見合いも決まり、交際へと進む方も現れました。
しかし、彼女の口からは「やっぱり前の彼が忘れられない」という言葉が出てきました。
そして「蜂巣さん、もう一度だけ、彼の相談所に掛け合っていただけませんか?」とお願いがありました。
正直、あのような形での交際終了の場合、結果は見えていると思いましたが、ご意向を汲みたい気持ちがありました。
私は「期待しないでくださいね」と伝えたうえで先方相談所に事情をお伝えしました。
しかし返ってきた答えは、
「一緒になっていくことは考えられません。申し訳ありません」
というものでした。
◆区切りをつけて、前に進む決意
私は彼女に正直にその返事を伝え、
「この経験を活かして、これからの出会いに進んでいきましょう。私はずっと応援しています」
と声をかけました。
彼女はしばらく沈黙した後にこう答えてくださいました。
「ありがとうございました。区切りをつけて前に進みます」
その後、改めて彼女からLINEで丁寧なメッセージが届きました。
「ようやく自分の気持ちに区切りをつけられたように感じます。
ショックは大きかったですが、あとは前に進むのみ!と努力していきたいです。
お忙しい中ご確認いただき、本当にありがとうございました。」
彼女の言葉を読んで、私も胸が熱くなりました。
辛い経験を経たからこそ、人の気持ちにもっと優しくなれる。そう信じています。
◆最後に
婚活は嬉しいことばかりではなく、時には苦しく悲しい経験もあります。
けれど、その一つひとつが人を成長させ、次の幸せへとつながっていきます。
彼女の勇気ある一歩を、私はこれからも全力で応援していきます。
同じように悩んでいる方がいたら、ぜひ一度お話を聞かせてくださいね。
【この記事を書いた人】

蜂巣直子(Naoko Hachisu)/サンマリー東京 代表カウンセラー
上級心理カウンセラー。離婚・再婚を経て、2019年にIBJ正規加盟の結婚相談所「サンマリー東京」を設立。
今は夫との晩酌とお散歩デートが何よりの癒しです。


